2022年


2月 島根

 
サンインサンショウウオだと思われた個体群がイズモサンショウウオに変更されてしまい、サンインは未確認になってしまったので確認に行く。

兵庫の個体も気になるところだが、島根と鳥取でも成体サイズなど多少の特徴があるようなので両県を確認したい。それにしても雪だらけだなぁ。雪苦手なんだよ...
T森と待ち合わせて、やつの運転でまずは島根側へ向かう。T森くんの運転に乗るの初めてで大丈夫か...?と思ったけど結構うまかった。もう俺は運転したくないからこれからも頼む。

 
島根県産サンインサンショウウオ
ほぉ~結構大型だねぇ。産卵期が12月~なので産卵はほぼ終盤。

 
移動してイズモを見に行く。 

 
 
 
 
 イズモもほぼ産卵は終了している。気温10℃水温8℃

 
 
 
島根半島のイズモも探す。イズモにしては大型。

2月 鳥取

 
 鳥取で雲猫氏らと合流し、鳥取側のサンインを探す。

島根からそう遠くないが、雪が多い。
朝に各家庭から人が出てきて雪下ろしや雪かきをしている。
うーん。俺は雪国には住めないなw
 鳥取産サンインサンショウウオ

島根側よりだいぶ小さいが1匹しか見つからなかったので分からん。
卵嚢も2対でほぼ壊滅してるような場所。卵も半数は未受精。
こういう場所が止水性種は非常に多い。
個体群の入れ替えにも小規模産卵場所は必要だが消えてしまうことが多いんだよな...

 
 
岡山へ移動してヒバでも探しましょうか?という事で向かう。

こんな時期にいるかな?と思ったけど前週はいたようだ。
結果として見つからなかったけど、水中にはイモリやヤマアカガエルはいた。
よくこんな雪道長靴だけで行くよ笑。俺だけ簡易スノーシューを履いて進むが一番遅い。
右は私。 チビだからよけいに雪が凄くみえる。

 
鳥取に戻って再度サンインを探す。

最後にまとまった卵嚢数の場所を発見。
気温6℃水温12℃だが、すでに産卵は終了していて成体の姿はなかった。
 

2月 兵庫

 
 鳥取の帰りに寄りたい場所があったので行ってみた。

場所は姫路の方だが、20才の頃にテント張って泊まりこみで探した場所だ。
思い出の場所だが、テント張ってた場所は途中で不法投棄対策で封鎖されていて、セトウチサンショウウオがいた水田は圃場整備で生物の気配もない。地元のおじいさんが散歩してたので聞いてみたらお得意の「昔はいっぱいいたんだけどねぇ。整備しちゃったからなにもいないよ?」ハァ...まぁそんなもんだよな。30年前だもの。周辺を探索するも見当たらず。昔見つけた周辺の場所も全て人家などになっている。

3月 滋賀

 
ぴあいち氏がヒダが見たいというので新規開拓で探しに行く。
まぁヒダは多いので外すわけもなく見つかる。

慣れてないぴあいち氏に色々と教えるが、一般的には見つけづらいのか、保護色が機能しているのかな。
ほら足元にいるじゃん!といってもキョロキョロして見つけられないのが面白いw

地域によって体色は様々だけど、花崗岩の黄色味が強いとこのは綺麗だなぁ

 
 千切れて流れてた卵嚢。正常な状態でも数対確認。
成体は雄のみ。産卵はほぼ終了してる。

 
 
 昨年新規発見したヤマトサンショウウオの繁殖地に寄ってみる。

えっ?マジ?マルハゲじゃん!

圃場整備するのだろう。谷戸の奥の湧水地点まで全部整地造成されてる。
はぁ...まじかぁ俺の土地じゃないから文句言えないけど道路からも近くで、そこそこの生息数だったんだけどなぁ。近くにも小さな繁殖地はあるけど、誰も行かないような山の奥だ。この周辺ではもう誰もヤマトを見かけることはないだろう。近くに複数の産卵場所があると、個体間の入れ替えがあって安定するんだけどなぁ。唯一あった卵嚢も死んでいる。20年後、俺の知ってる滋賀のヤマト産卵地は全て壊滅してるかもね。

3月 対馬

 
 タゴサンショウウオが正式に論文発表されて、改めて諸々と確認したかったので対馬へ向かう。

対馬は隠岐と同じぐらい大好きな島だ。サンショウウオの密度は非常に濃く、初めて訪れた時から30年、良い意味で殆ど変化がない。よく借りてた厳原のレンタルバイクが閉店したぐらいかな。本屋もリニューアルされていたものの健在。まぁ街はコンビニもできて昔よりは少し賑やかになっている。山林の開発がほぼ無いので良好な生息地がずっと残ってるのが素晴らしい。

だが。。。。。。。。。。。。。。。。。
2024年にツシマサンショウウオが長崎県の指定保護種になってしまい、触ることができないため水中から取り出したツシマの写真も撮れなくなってしまった。
おそらくはタゴがカスミサンショウウオspとされていた2022年以降にヤフオクでツシマとタゴを販売した愚か者がいて、当時カスミは種の保存法の特定第Ⅱ種に指定されており、長崎県や研究者に報告が多数入り物議を呼んだ。タゴはカスミとして種の保存法Ⅱ種を引き継いだが、ツシマには保護する法がなく長崎県が売買実態のあったツシマを希少種として保護する施策を打ち出したのだろう。対馬は知る限り30年個体数に大きな変化がない。もう少し状況を調べて種保第Ⅱ種にして欲しかった...もう許可なく触る事ができないというのは今後のサンショウウオ愛好家にとって大ダメージだろう。今回のようにツシマとタゴの生態的な違いなどを楽しむことができないからだ。捕まえなきゃ分かんねーし。私はもう全域廻ってだいぶ把握したし、最悪研究者に同行することも可能だが何とも言えない思い。保護した方がいいって思ったとこで国も県も何もしないんだから。

 
 
 
 タゴサンショウウオ雄
ツシマと違って尾の側面が黒くない。
 
 珍しい体色の♂
 
 タゴサンショウウオ♀

通常この時期は産卵は終わっていて雌を見ることは稀だ。
この年は産卵が遅れていて多数を確認できた。

 
 タゴサンショウウオ卵嚢
 
 あふれてるタゴの卵嚢。個体数の多さを物語る。
 
 石の裏に産みつけられたタゴの卵嚢
 
 卵の付近には次の雌を待つ雄が待機している。

 
 ツシマサンショウウオ雄
 
 ツシマサンショウウオ雌
ツシマの卵嚢は今回は1つも確認できなかった。
タゴの産卵が最盛期だったのでだいぶ遅れているのだろう。

 
 タゴしかいない場所
 
 タゴとツシマが混生する場所
 
 タゴしかいない平らな沢
 
 両種が混生する沢
傾斜が強い場所ではツシマしか生息しない。
 
 タゴが優位な平らな沢でも、このような小滝がある下流部ではツシマも産卵可能

3月 佐賀

 
 2021年に不発だったので、対馬の帰りに寄る。

5月でも確実に産卵してる場所があるが、この場所はこの時期なんだなぁ。
ようやく複数の成体が確認できた。

 
 
 卵嚢は昨年度と同じ場所にあった。もしかしたら同じ石かもしれない。
おそらく繁殖条件がシビアで環境の選択傾向は強いと感じる。

同行していたぴあいち氏が後日確認に行ったところ卵嚢は持ち去られていたらしい。
私は石を元に戻して、動かぬよう更に石を積んでおいたのだが、ご丁寧に持ち去ったあとも石を積んであったそうな。
全部持って帰る必要ある?

4月 愛媛

シコクハコネを長らく見てなくて、昔撮った糞みたいな画像しかない。
できれば良い写真をとりたいなぁ~と思って四国に行く。

どうせなら見た事ない場所も探したい。
愛媛から高知、徳島と中央山脈を4日ほどかけて探しに出かける。

まずは松山でぴあいち氏と待ち合わせる。
私は道後温泉に行った事がなかったので、前日夕方入りして行ってみる。
入浴したかったけど本館改装中じゃね~か!しかもコロナ過で他の入浴施設も予約が必要だ。
食べたかったジャコ天も鯛飯も売り切れ。店舗も早じまい状態だから仕方ないね。
そんな時期に行く方が悪いっちゃ悪い。だがもう残された人生は短い。
かりに戦争中でも春の産卵期は出かけるぜ。
(帰りの岡山駅でTV局からこのコロナ過になぜ新幹線を?とインタビューされる。ウルセェほっとけ!次にはできない大事な用だ)

 
 イシヅチを探すぴあいち氏
 
 ハコネが生息する沢。一歩間違って滑ったら死ぬ。

 
 久しぶりに見たシコクハコネ
 
 各地で見られるイシヅチ。剣山系がやはり大型だなぁ
 
 イヨシマサンショウウオ
近縁のツルギサンショウウオの小さいのも数匹見つけたが触ることができない。

 
 各地でのイモリ観察も欠かさないのだ

10月 奈良

 
 紀伊半島のハコネサンショウウオは2種がいる。

ハコネとホムラハコネだが、紀伊半島のハコネは朱色やピンクで模様もホムラによく似てる。腹面の前肢付近にある黒班が判別の目安だが、紀伊半島全域でも2か所からしか報告がない。ちょっと確認に行きたいなぁという事で奈良へ。結果通行止めやら何やらでハコネは狭義すら見れなかった。無念。でも綺麗なナガレヒキガエル多数で嬉しい。

 
 おまけ的に随所で見かけるオオダイガハラサンショウウオ
天然記念物だがハコネより全然普通に見かける。
 
マホロバサンショウウオ
どんくさいイメージあるけどここのは早かった。
砂礫よりも岩ぐらいの崩れた下の空間に生息している場所だったからか、
トカゲのように素早く、探しづらかった。

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